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『優しくなれなかった母』の物語|韓国ドラマ『良くも、悪くも、だって母親』深掘りレビュー

※この記事にはPRを含みます。

 

良くも、悪くも、だって母親/나쁜엄마


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『良くも、悪くも、だって母親』は本当に「厳しすぎる母」の物語なのか。

韓国ドラマ『良くも、悪くも、だって母親』。

この作品を見て、こんな気持ちになりませんでしたか?

涙は出るのに、どこか苦しい。
感動したはずなのに、どこかモヤモヤが残る。

それはきっと、この物語が
「理想の母」ではなく

間違えてしまった母を描いているからです。

現代でいう「毒親」。

その母の名前は、ヨンスン。

今回はこの作品を単なる感動作としてではなく、

母ヨンスンはなぜ、あそこまで厳しくなったのか?

という視点から掘り下げてみます。

ヨンスンは冷たい母だったのか?

ヨンスンは息子を甘やかしません。
泣いても抱きしめない。
弱さを見せれば叱る。
「成功しなさい」と言い続ける。

視聴者は思います。

どうしてそんなに厳しいの?
どうしてもっと優しくできないの?

でも、彼女の目に宿っているのは怒りではありません。

恐れです。

  • 貧しさへの恐れ

  • 無力さへの恐れ

  • 大切な人を失う恐れ

ヨンスンは、もう二度と不幸を繰り返したくなかった。

だから息子に“強さ”という鎧を着せた。

でも鎧は、守ると同時に心を締めつける。

この「守ろうとして傷つける構造」こそが、このドラマの核心です。

「強くなりなさい」は、命令ではなく祈りだった

ヨンスンの「強くなりなさい」という言葉。

あれは命令ではなく、祈りだったのかもしれません。

強くなければ、生き残れない。
強くなければ、踏みつぶされる。

彼女自身が、そうやって生きてきたから。

この背景を理解してから1話を見返すと、
ヨンスンの表情の見え方がまったく変わります。

怒りではなく、焦り。
冷たさではなく、必死さ。

一度見ただけでは気づけない感情が、
静かに隠れています。

息子が「子どもに戻る」という残酷で優しい逆転

物語の大きな転機。
事故により息子は精神年齢が子どもに戻ってしまいます。

これは偶然の設定ではありません。

ヨンスンが奪ってしまった
「甘えられる時間」が、強制的に戻る。

成功よりも、
肩書きよりも
ただ笑っていてくれることの尊さ。

ヨンスンはそこで初めて気づく。

この後半の感情の積み上げは、
一気見してこそ本当の破壊力を持ちます。

主演イ・ドヒョンの演技が心をえぐる理由

息子役を演じたのは、イ・ドヒョン。
彼の演技も、この作品の没入感を大きく支えています。

子どもに戻ったときの無垢な表情。
記憶の奥に触れる瞬間の揺らぎ。

彼の細かい目の演技は、見返すとさらに深い。

「演技力」という言葉だけでは足りないほど、
感情を静かに削ってきます。

もし本作で気になったなら、
彼の他作品もあわせてチェックする価値があります。

 

▶︎ イ・ドヒョン出演作・関連作品はこちら

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見終わったあとに残るもの

『良くも、悪くも、だって母親』は
母を美化する物語ではありません。

ヨンスンは愛していた。
でも、間違えた。

守りたかった。
でも、追い込んだ。

その「グレーさ」が、心に残る。

だからこそ、もう一度見返したくなる。

もしあなたがまだ途中までしか見ていないなら。
もし一度見ただけなら。

この物語は、
もう一度向き合うことで見え方が変わる作品です。

 

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